中津城の思い出ひとつ
- 2015.05.31 Sunday
- 13:26
お陰様でNHK大河ドラマにより有名になった
わが故郷 中津城
昨年の放送中それはそれは多くの観光客で賑わったそうです。
ピークを過ぎたといえ、今年のGWもお城へ散歩に行くとたくさんの観光客を見かけました。
黒田官兵衛により築城を始めた1588年(天正16年)
完成は1621年(元和7年)
かれこれ400年ほどの歴史がある中津城に
ちょっとしたヒミツを持ってるワタシ^^
「すごいのあるよ!!見たい?」
私が小学生の頃、お城の周りで遊んでると他校の男の子が教えてくれました。
とある石垣を登って背伸びしてやっと見えたもの
そ れ は 手 裏 剣 。
錆びた手裏剣が何本も石垣の上に刺さっていました。
これ、小学生にはコーフンものの大発見!!
すぐさま兄を呼びに帰って
面倒がる兄(どーでもいい的な兄)を連れて来たほど。
小学生にしてはクールな兄から「すげー」を頂くと、凄さは何倍にも増したようでした。
九州最古のものだなんて知らないまま無邪気に登った石垣・・・
今はどうなってるかわからない。
きっと無いと思うし、ちょっと石垣に足を掛ければ解決することなんだけど
確かめようとは思わない。
40年前の小学生たちが共有してたヒミツは
大事な思い出のまま仕舞い込んでいたい気分。
嗚呼、しかし40年とは。
400年のお城の歴史の10分の1はワタシも共に歩んでるってこと?
ちょっと地味な写真が続きますが
中津城のお堀は薬研堀っていうらしい。堀底がV字形になってるそうです。
お堀の端っこに積んでる石に注目。
なんだと思いますか?
ウナギの漁法もこんな風に石を積むけどウナギじゃないよ。
石の下の丸いもの・・・
これは祇園車の車輪。
(松の無垢材)
祇園祭が終わって「車崩し」が行われた後
風化と虫食いを防ぐため車輪は1年間こうやって保管されます。
このお堀は川とつながってて潮の満干で水位が上下するため
いつも車輪が見えるんじゃありません。
私が車輪をはっきり見たのはこれが初めて。
ラッキーでしたぁ
も う す ぐ お 祇 園 さ ん だ な ー ー ー